2015年九谷茶碗まつりレポート
更新ができずにずいぶんと日にちが経ってしまいましたが、先日のゴールデンウィークに九谷焼で有名な石川県能美市で行われた九谷焼の一大イベント九谷茶碗まつりについてレポートしたいと思います。


九谷茶碗まつりとは?
九谷茶碗まつりは九谷焼の一大イベントで、毎年5月3・4・5日のゴールデンウィークに能美市の九谷陶芸村にて開催されます。九谷焼の窯元、製造業者や卸店の約100ものテントが並び、3日間で30万人もの人が訪れます。高級品から普段使いまで、日頃の価格とは比べられない破格のお値段で販売されます。ステージでの各種イベントも盛りだくさん。
九谷茶碗まつりの会場へはシャトルバスで!
陶器市の会場までは、金沢駅から出ているシャトルバスを利用しました。バスはおよそ1時間に一本。5/3(初日)の一番早いバスは8時半のバスでしたが、8時過ぎには定員がいっぱいに。乗れなかった方は次のバスまで待つか、能美根上駅駅からのバスの利用をすすめられていました。金沢駅発のシャトルバスを利用する方は早めにバス乗り場に行くのがよさそうです。
会場まではおよそ40分。道中は能見市の役所の方が能見市の魅力を説明してくれたり、九谷焼の歴史を学べるDVDを見させてもらいました。
1番人気の九谷青窯
会場の九谷陶芸村に着いたのは9時過ぎ。まだそれほど混雑はしていなかったのですが、一店舗だけ人で溢れかえったお店がありました。九谷青窯さんです。人気作家さんの器のB品など、わけあり商品がかなり安く販売されているとのことで、こちらを目当てに九谷茶碗まつりを訪れる人も多いそうです。

私も大混雑の中選りすぐり、徳永遊心さんの色絵花繋ぎや米満麻子さんの色絵レモンの木のお皿など数点購入しました。B品といっても自宅で使用するには問題ないような物ばかり、どれもとてもお安く購入できました。ただし混雑の中器を選ぶのは一苦労。また、レジ待ちに1時間近くは並ぶので、かなり根気が必要です。
昼頃には商品もがらんとしていたので、九谷青窯さんに興味のある方は、初日の朝一で来る事をおすすめします。
伝統の九谷焼から普段使いまで
その他にも会場にはたくさん九谷焼の窯元のテントが並びます。九谷青窯さんのように普段使いしやすい器から、伝統的な九谷焼まで様々な九谷焼の作品を見て、購入する事ができます。
また、九谷焼の360年の名品の数々を鑑賞できる九谷焼資料館が期間中は無料で見学する事ができるので、九谷焼の歴史を学ぶ事もできました。
支援工房九谷
会場の九谷陶芸村の中には、将来の人材の自立を支援する支援工房九谷があります。九谷茶碗まつりは窯元や製造業者が主な出展者ですが、支援工房九谷の回りには、一部の作家さんが直接作品の販売も行っていました。
北尾正治さん、マキさんご夫婦の作品は今後トリノワでも取り扱い予定ですので、楽しみにお待ちください。
トリノワでの販売を開始しました!→北尾正治・マキさんの作品の購入はこちらから
九谷焼茶碗まつりまとめ
思ったより混雑はしていなかったので、ゆっくりと見て回る事ができました。お昼過ぎにはシャトルバスで会場を後にしましたが、やはり午後からは混雑も増すようなので、午前中のご来場をおすすめします。
九谷焼の一大イベント九谷茶碗まつりは九谷焼を買う・学ぶ・体験できる素敵なイベントでした。